飲酒と執筆

あまりに執筆捗らないのでメモを残してみる

昨日不在の間に

EOSの2月26日号が届いていました.
"Climate warning and 21st-century drought in southwestern North America" MacDonald G.M. et al.
21世紀に入って北米南西部で続いている,干ばつが数年で終わってしまうものではなく,もっと長く続く干ばつ状態への予兆であるかも知れないという警告.そのようなものの過去の例として,Medieval Climate Anomaly (MCA: 800-1300 A.D.),のとりわけ12世紀におこったMega-droughtについて古気候の解析から,詳しく述べられている.太陽活動その他による強制力の増大と,火山活動による負の強制力の休止(lull)による厳しい干ばつが年輪,河川の記録から復元されている.そのような時期はラ・ニーニャが長続きして,負のPacific Decadal Oscillation (PDO)で特徴づけられる.