飲酒と執筆

あまりに執筆捗らないのでメモを残してみる

最近読みました

理系のための人生設計ガイド―経済的自立から教授選、会社設立まで (ブルーバックス)

理系のための人生設計ガイド―経済的自立から教授選、会社設立まで (ブルーバックス)

 しばらく前に同じくブルーバックスからでていた「理系のための研究生活ガイド」のいわば続編.母校慶応の教授として凱旋?し社会的活動が拡がったところで,考えるところを書いて見た,と言うところでしょうか.前著と相変わらずの調子で,あざといと感じる人もいるかも知れないが,ここまで徹底しているとある意味爽やかにも思える.話題になっている山中教授に帯の推薦文を貰うだけでなく,本文中に握手している写真や馴れ初めまで紹介しているあたりが象徴的.また,外国の友人が増えると(論文の)レビューが通りやすくなる,なんて身も蓋もないことも,清々しく述べられている.「理系」と言うけれど当然お医者さんよりの話で,多くの「理系」の人には通用しそうにない話が多いが,参考になる話は含まれているし,少なくとも娯楽本としても読めます.言い訳をしながら,ちょこちょこ変なことも書いてるのは,わざと仕組んでなのか,本気なのか判然としません(たぶん後者と思うのですが).体重64kgを越えると文献読んでいて眠くなるのでコントロールしていた,と言う話には参りました.夜,何か読んでいても,ついついだらけてしまうのは,デブってしまったせいなのかしら?